観仏日々帖

あれこれ~「埃まみれの書棚から」連載、ここらで一区切り 【2015.9.26】


「埃まみれの書棚から」表紙


こんなに長らく連載を続けることが出来ようとは、夢にも思っていませんでした。

神奈川仏教文化研究所HPの「埃まみれの書棚から」は、9月12日掲載の「明治の仏像模造と修理【修理編】第13回・最終回」で、なんと連載222回を迎えました。

丁度、【数字の2並び】でキリがいいからという訳ではないのですが、この辺で「埃まみれの書棚から」の連載も、一区切りにさせて頂くこととしました。

文章を書き綴るのにちょっと疲れてきたというのもあるのですが、そろそろ「ネタ切れ」というのが本音のところです。


振り返ると、この連載を神奈川仏教文化研究所のHPに掲載を始めさせていただいたのが、平成15年(2003)の12月のことです。
早いもので、ほぼ12年間、連載を続けさせていただいたことになります。
2週間に1度の掲載ペースでしたが、200回を超えるまでになりました。

この連載を始めるきっかけは、第1回「まえがきにかえて」に書かせていただきましたが、旧友で、この神奈川仏教文化研究所HPの創設者である故高見徹さんから、

「仏像の思い出話でも書いて載せませんか」

と頼まれ、

「小遣いで買い貯めた仏像本の紹介ぐらいならできるかな?」
「とりあえず2~3回は頑張ってみたい、と思っております。」

という断り書きをつけて、
所蔵本のご紹介のつもりで、書き始めたものでした。

我ながら、良く続いたものだと、感心しております。

人の目にさらす文章を書くというのも初めてで、本当にぎこちなく綴り始めたのですが、そのうち段々と興が乗ってきて、図に乗ってきて、気がつくと、「第32話」まで来てしまいました。

書き連ねた「32話」のテーマについては、「埃まみれの書棚から【目次】」を、見てやっていただければと存じます。

ご覧のような話を、書いてきました。
関連本も、数多くご紹介できました。

読者の方は数少なかったと思うのですが、ご覧いただいていた皆さんは、お愉しみいただけましたでしょうか?

「一般的な本では採り上げていない、面白いテーマを!」

「ちょっとマニアックだが、仏像好き、奈良好きには興味津々なテーマを!」

という題材選びに、心がけてきたつもりです。

そんな主旨からは、ここしばらく連載させていただいている、
「近代奈良と古寺・古文化をめぐる話 思いつくまま」
と題した、九つのテーマが、私なりには、一番、皆さんにご紹介してみたかった話であったのかと思います。
ちょっとマニアックなテーマばかりだっただけに、細かい話にこだわり過ぎたような気もしています。
「ダラダラ、飽き飽き」という話に、我慢してよくお付き合いいただいたものと、感謝しております。

連載の中で、一つでも二つでも、皆さんのご関心を惹くような、少しでもお役にたてるような話がありましたなら、「埃まみれの書棚からも」も掲載させていただいた甲斐があったものと思っています。
また、
「こんな本もあったのか!  一度読んでみるか!」
という本が一冊でもご紹介できたのなら、これまた有難い話です。

ただ、それよりも何よりも、
「自分自身が、本当に勉強になったなあ。知識を深めることが出来たなあ。」
というのが、正直な実感です。

皆さんにご覧いただく文章を書くために、いくつもの本を知ったり読み返してみたり、資料にあたってみたりしたことが、本当にいい勉強になりました。


まだまだ、連載を続けて行ければ良いのですが、もうタネ切れ、ネタ切れでお手上げという処です。
「一般の本になかなか取り上げていない、面白い話のご紹介」
というテーマ設定でが出来そうな、私の箪笥の引き出しも、そろそろ空になってきました。

ご紹介してみたいテーマも、まだまだ無いわけではないのですが、自身の知識不足、勉強不足で、叶いません。
しばらく、充電期間を置かせて頂き、連載ネタが用意できるようになりましたら、再開
させていただければと思います。

とりあえず「一区切り」ということに致します。
これまで愛読いただいた皆さん、本当に有難うございました。


連載再開、期待しないで、お待ちください。

誰も、期待していないと思いますが・・・・・・・・・・・


コメント

長い間ご苦労様でした

長い間ご苦労さまでした。毎回楽しく読ませていただきました。研究者としての立場ではなく、一仏像愛好者または、仏像本コレクターとしてのお立場を堅持されながら、その内容は、実によく調べられているのに、大変敬意を表しておりました。とくに、論文の内容の紹介のみならず、とくに、近代の話になると、新聞の記事をよく調査しておられるのが、印象にのこりました。単なる、仏像本の紹介者ではないことが、よく察せられました。その内容は、控えめで、ご自身の主張もあろうかとおもいますが、あくまでも客観的な見方に感心もしました。これからは、その知識を生かして、積極的な主張をされることを期待しております。
まずは、ねぎらいの言葉を贈りたいとおもいます。ご苦労さまでした。

  • 2015/09/26(土) 10:48:59 |
  • URL |
  • 加藤春秋 #pyMFz/Ww
  • [ 編集 ]

Re: コメント有難うございます

加藤春秋様

御無沙汰しております。
「埃まみれの書棚から」ご覧いただいていたようで、有難うございます。
過分のコメントを頂戴し、恐縮至極です。

「一般的な本に纏まって採り上げられていないけれど、仏像好きには興味津々のテーマ」
というテーマを探して、長々続けてきましたが、そろそろネタ切れという処です。
採り上げテーマについて、それなりに広く深くあたってみるというのも、結構大変なものですね!!
いろいろな関係本のご紹介ができ、ご覧いただいた方の参考になったのなら、ありがたい話です。

しばらく充電して、また皆さんのご興味のありそうな「ネタ・テーマ」を探していければと思っています。
当面は、「観仏日々帖」のほうで、愉しんでいただけそうな話を掲載していければ、という処です。


今後とも、よろしくお願いいたします。

  • 2015/09/28(月) 10:45:11 |
  • URL |
  • 神奈川仏教文化研究所 #-
  • [ 編集 ]

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